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The Spectrum of Pleiades

創作やゲームについてのアレコレをまったり更新する水月昴のつぶやき集

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Pangaea phase1 part5 

ソフランで超低速に突入しております、すいませんスイマセンスイマセン
とりあえず勝負スタートです。
彼らの運命を変える出来事が待ち受けると本人達は知る由も無く。

Category:Pangaea

Pangaea [phase1 -part1-]
Pangaea [phase1 -part2-]
Pangaea [phase1 -part3-]
Pangaea [phase1 -part4-]
>>Pangaea [phase1 -part5-]
「作戦は決まったか?」
制御室に参加者一同が集まると、怜治は全員に最後の確認を行った。
「うん、大丈夫だよ」
理紗がそう答えると怜治は制御室の端末を起動した。
「うし、そしたら、これからそれぞれのスタート地点に転送するで。
着いたらスタートってことで」
更に端末を操作すると全員の足下がぼんやりと光る。
転送準備ができたようだ。
「ほな、健闘祈るで!」
そうしてメンバーは各拠点へ飛ばされた。

「いいか、この勝負はスピードが物を言う。
少しでも速く行動することを心がけろ」
「おう」
「おっけーや!」
ヒロのその言葉を皮切りに俺らのチームは動き出した。
ヒロは正面から物資保管区へ、レイジは運搬機へ、俺は制御室へ向かった。
『俺の予想では制御室に向かってくるのは西田だろう。
あの面子では一番スピードが出そうだからな。
真正面から戦闘したら面倒になるだろうから、
極力あいつより先に制御室に入って罠で自動的にしとめられるようにするのが理想だ』
作戦を言い渡されたときのヒロの言葉を回想する。
あいつは無茶なことを何でもない事のように語るから困る。
実行する凡人即ち俺らの事も少しは考えろっつーの。
しかし任されてしまったものはどうしようもない上に、
ゲームはもう始まってしまった。
ここから先は制御室攻略に思考を集中させるのが建設的というもの。
俺は走りながら思考を休ませずに巡らした。
ヒロの予測が外れるとは思っちゃいないが、相手はあのリサだ。
慎重すぎるぐらいが丁度いいだろう。
まずヒロの予想通りマイが攻略に来ているとしよう。
その場合、俺が走り負ける可能性は捨てきれなくなる。
リサは身体が華奢な印象を受けたし、
最初待ち合わせの時に走ってやってきた彼女の様子を見れば、
走り方的にもスタミナ的にも、
どう贔屓目に見ても運動向きとは思えなかった。
アヤは……言わずもがなだな。
リサよりは走れるかもしれないが、
あの面倒くさがる癖のある引きこもりに俺が走り負けるとは思えない。
マイは見たところ体育会系で、
部活も文化系よりはどちらかというと運動部を選びそうなタイプだ。
俺より先に辿り着いてるとしたらまずマイだろう。
……ふむ。
マイなら俺の”あの技”にもハマってくれるかもしれないな。
リサが相手なら例え成功したとしても
それで俺の勝利に即決させるのは難しいだろう。
アヤは俺の癖や考えてることが大体わかってるだろうしな。
幸いマイなら良い武器になるだろう、そう考えていた。
「……チッ、甘かったか」
俺が制御室前のエントランスホールに入ってくるのを見て、
前方の制御室へ通じる扉の前で待ち受けていた人物は、
術中にはまった人間をあざ笑うかのように、にやりと笑った。
小柄な彼女の白く華奢な腕にはにび色の重々しい鎖が巻き付けられていて、
彼女の周囲は鎖から溢れ出るようにして電流がバリバリと流れていた。
その光景にゾッとして思わず息が詰まった。
「へぇ、桂介くんなんだ。てっきりヒロくんが来るのかと思ってたけど」
彼女はクスリと笑ってそう言った。
普段なら可愛らしい彼女の仕草と言えるのだが、
何故だか今はそういう気分にはなれなかった。
初っ端からこんな強敵とエンカウントするとは思わなかった。
「まずいヒロ、リサだ」
通信機のマイクに向かって小声で報告する。
『なんとか耐えて時間を稼げ。こっちが片づいたら救援に行ってやる』
相変わらず容赦ないお言葉を頂いた。
「どれだけ持つか、正直わかんねーぞ」
『持たせてもらわないと困る。
俺も怜治もそこまで手が空いちゃいないんだ』
「へっ、聞こえねーな」
まぁ期待しちゃいなかったが、
やはりこの状況だと俺がリサを倒すぐらいの気概が必要らしい。
「うーん、ここまで挑発しちゃうとヒロくん飛んで来ちゃうかな?
困った、困った」
そう言って苦笑するリサだが、ちっとも困ってるように見えない。
ヒロを誘き出して罠で自動的にやるつもりか?
そうだとしたらなおさらヒロには頼ってられない。
「さぁな、あんな薄情なヤツが俺を助けに来るのかは大分怪しいぜ」
「じゃあ桂介くんは私を倒さなくちゃいけないね」
「そういうことみたいだな」
俺がやれやれといった態度で肯定すると、
俺を射抜くような鋭い光を眼に宿しながら彼女はまたクスリと笑った。
全くとんでもない娘だ。
あんななりして普段は如何にも無害そうな少女といった感じなのに、
ここまで攻撃的な一面も持っていたとは。
「できるのかなぁ?」
「やってやれないことはないんじゃないか?」
何でもないような顔をする。
ポーカーなやり取りにはそれなりに自信はあるが、
それ以上にリサが自分に自信を持っているのか、
或いは本当に貫禄の差というやつなのか、
まだ何も始まっていない状態でありながら
優劣が既に現れているようにすら感じられた。
あぁ、全く面倒な役回りになっちまったなぁ……。


無人の制御室に降りたったとき、
理紗はその静かさに自分の推測が誤りでなかったことを確信した。
即ち、向こう側の陣営はエアーダクトを使う事それ自体に警戒心を持っていたが故に、
こちら側がエアーダクトを使う可能性に気付かなかったか、
或いは軽く見積もっているだろうという推測の裏付け。
もっとも、気付いていながらあえて対処を控えたか
対処する術がなかったというケースも考えられる。
いずれにしても理紗がこれから行動するにあたっては、
後者のケースを前提にして事を進めた方が無難ではある。
優先順位を整理する。
まずは地下水路のせき止め。
この地下水路は直接こちらのキーポイントに繋がっているから、
もし使われたら真衣が戻る前に敵の侵入を許し、
用意した罠をつみ取られる可能性がある。
そうすれば計画は根本から瓦解、即ち敗北の要因になる。
これは断っておかなければならない。
次に間に合えばだが、訓練場と物資保管区との間にある
物資運搬機の機能停止と緊急時用シェルターの強制作動。
運搬機はヒロ陣営の誰か、恐らく怜治が使ってくる。
これには流石に直接現地に行って封殺しようとしても間に合わないから、
ギリギリ間に合うとしたら制御室を使う方法しかない。
その後は、制御室攻略にやってくるかもしれない敵陣営への対処。
正直、これも間に合うかどうか怪しい。
どうやってもまだまだ始まったばかりだから綱渡りの点は多い。
ひとまず、端末のシステムをブートさせて地下水路の現状を把握する。
どうやら使われた跡はなさそうだった。
即座に全ての地下水路の閉鎖命令を出す。
実際に命令を出してから閉鎖が完了するまでには
数十秒ほどタイムロスがあるから最後まで油断は出来ない。
処理中の表示から完了と出るまでの短くも緊迫する時間。
しばらくして完了の表示が出るとまずは一息つく。
次に運搬機の方を確認すると、作動中のランプが点滅した。
「……やっぱり」
作動中と言うことは今閉鎖命令を出したとしても、
間に合うかどうかは紙一重。
閉鎖命令を出した後のじれったい数十秒を待つ。
しばらくすると先ほど同様、
完了という表示は出たものの心理的余裕はなくなっていた。
すぐに二人に連絡する。
通信機のマイクを入れて繋がっている先にいるであろう二人に話しかける。
「Contact. こちら理紗、制御室は無事先手を取ったけど、運搬機は先に使われてた。
一応閉鎖処理はしといたけど間に合ったかどうかは怪しいから気をつけてね!
特に真衣ちゃんは当初の想定通り、可及的速やかにキーポイントに戻れるようにしといて!」
『了解』
二人の返事が聞こえてくるのとほぼ同時に、
制御室への接近者を告げるメッセージが表示された。
「あっちゃー、きちゃったか」
殆ど罠は仕掛けられてない。
つまりこの場にある物をなんとか駆使しつつ地力でヒロ陣営の誰か、
恐らくヒロと戦わなければならなくなる。
正直苦戦は免れないだろう。
けれどここで理紗が脱落してしまったら、作戦に欠陥が出る。
勝率に直接響いてくる問題だ。
この戦いは彼女にとっても負けられないものとなる。


――――――――――――――――――――――――

暫定Character Profile

Name:叉鴇桂介(サトキ ケイスケ)
Age:15 (Birth:June,16 双子座)
Sex:Male
Special Ability:????
Combat Style:ハッタリやフェイントを良く使う。
       持ち前のポーカーフェイスで相手に自分の狙いを悟らせないようにする。
       勝利が見えた時、狙いに行く際は例え自らにいかなる危険が及ぼうとも全力で向かう。
Character:聖代学院高校の男子生徒で、とにかくタフな男。
       拓徒に痛烈な蹴りをかまされても立ち上がることが出来る。
       両親は優秀な実業家であったが飛行機事故によって亡くなってしまい、
       今では実の妹である絢との二人暮らしをしている。
       絢を守らねばならないという強い意識が彼を支え、
       その意志が「決して倒れない」彼を支えている。
       拓徒らと一緒にいることが多いせいで「バカ」扱いされる事が多いが
       成績は悪くはなく、思慮深いところもある。
       一人で悩みすぎるきらいがある。
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2012/07/24 Tue. 15:20 | trackback: 0 | comment: 0edit

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